大田広域市

子どもは花でさえ殴ってはいけません。

自我が定立され、判断力と思考力の基本が備わる乳幼児期にうける感情的な傷が致命的な結果をもたらすためです。

より根本的に子どもを保護し、大切にすることは、人間が文明前の時代から遺伝子に刻まれた本能であるため、これに反する事件·事故に接する時、他の事案よりもさらに大きく憤りを感じます。

それにもかかわらず、最近相次いで発生した児童虐待事件が韓国社会に大きな衝撃を与えています。
保育園教師の集団虐待、養子縁組児童殺害事件など、乳幼児対象の強力犯罪ニュースに接している中で、社会的換気とともに、より徹底した制度的補完が求められています。

[大田市の児童虐待予防強化]

児童虐待予防システム強化

昨年、当市に受け付けられた児童虐待の疑いの申告は1,534件、このうち1,261件が児童虐待の疑いのあることが明らかになりました。

これは前年の890件に比べると41%も大幅に増加したものです。

そんな中、先月保健福祉部が「児童虐待対応体系強化策」を発表したことに合わせ、大田市は直ちに「児童虐待予防及び対応体系強化対策」を設け、行政力を集中投入することにしました。
今回の総合対策では、5分野16の施策で構成され、児童虐待に対応する人材の早期配置と専門性の強化、即時分離制度施行のためのインフラの拡充、被害児童と養子縁組児童に関する公的責任の強化などが盛り込まれています。

被害児童の即時分離制度施行

まず、大田市は児童虐待の初期対応のため、児童虐待専門人材の早期拡充および機関別協業強化のための基盤を整えることにしました。
従来:児童虐待担当公務員5人を配置(2020年10月、大田市2人、西区(児童虐待予防先導地域)3人)強化:今年中に5区に児童虐待担当公務員15人を追加配置
これと共に、各自治区の虐待申告受付と現場調査業務を行う児童虐待担当公務員、保護対象の児童事例管理を担当する児童虐待対応システムを本格的に稼動します。
これに先立ち大田市は、2018年9月に警察庁、教育庁、マスコミ各社、薬剤師会、コンビニ産業協会など7つの機関と「児童虐待予防先導都市協約」を結び、協力体系を構築しました。

今年はさらに発展させ、随時実務会議を構成し、児童虐待に対応する人材の常時連絡システムを構築します。

[大田市の児童虐待予防強化]

特に大田市は来月から被害児童を保護するための「即時分離制度」を実施するため、インフラ拡充に総力を傾けています。
現在4カ所である虐待被害児童憩いの場を、今年中に6カ所に拡大する方針です。

既存の4か所:中区、西区、儒城区、大徳区各1か所

追加 2か所:大徳区1(2021年上半期)、東区1(2021年下半期)

さらに大田市は、現在運営中の児童養育施設10か所のうち、被害児童をすぐに分離·収容できる一時保護施設2か所を選定します。
虐待被害児童と加害者に対して治療と教育を行う児童保護専門機関も、従来の2か所から3か所に増設しました。
また、児童虐待被害が発生した場合の応急対応と専門の事後治療サービスを提供するために管内の大型病院と業務協約を結び、専門医療機関の指定病院も確保する予定です。

大田広域市の児童保護専門機関協力医療機関:忠南大学校病院

西部児童保護専門機関協力医療機関:建陽大病院

[大田市は、子ども保護政策強化の一環として、子どもリハビリ病院の建設事業を推進中である。]

この他、大田市は放送メディア、SNSなど多様なコミュニケーションチャンネルを通じて、児童虐待予防広報とともに、児童保護専門機関と協力を得て児童虐待申告義務者の教育を支援するなど、広範囲な活動を展開する方針です。

詳細は大田市家族ケア課(042-270-0686)までお問い合わせください。